口内炎が痛い!治療法はなに?
「白いできものができて痛い」「体調が悪いと繰り返す」といった、口内炎でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
食べ物による傷や咬傷、入れ歯による傷が発端で、生活習慣の乱れや栄養の偏り、歯周病などが増悪因子となり口内炎が悪化してしまいます。
そのため、ただのできものだからできても仕方ないと考えるのでなく、繰り返さないような生活習慣を心がけましょう。
このページでは口内炎の症状や原因、当院のアプローチ方法についてご紹介しています。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 口内炎に悩んでいる
- 口内炎を改善したい
- 口内炎の原因を知りたい
- それぞれの口内炎の違いを知りたい
- 口内炎になりにくい
生活習慣について知りたい - 口内炎のセルフケア方法を知りたい
口内炎について
口内炎の特徴
●さまざまな場所にできる
口内炎は口の中のさまざまな場所にできます。
粘膜だけでなく、舌や歯ぐきなどにできる場合もあります。
それぞれの部位に応じて、舌炎、口唇炎症などの名前がついています。
また、唇の端が切れる口角炎も、口内炎の一種です。
●幅広い年齢に見られる
口の中の傷が原因で口内炎は発症するため、赤ちゃんや小さなお子さんからお年寄りと幅広い年齢で発症する可能性があります。
ですが、小さなお子さんは自分から痛みを訴えることはないため、大人が気づいてあげることが大切です。
●癌と口内炎との違い
口内炎は遅くとも2週間で治癒しますが、癌は自然には治癒しません。
そのため、長引く口内炎には注意が必要です。
見た目にも違いがありますが、個人で見ただけでは判断が難しい場合もあります。
同じような口内炎を繰り返したり、ずっと同じ場所にできている場合は詰め物や入れ歯の不一致などが原因の可能性があるため、放置せず当院までご相談ください。
口内炎の種類と原因
口内炎には口の中の傷が原因で発症することが多いといわれています。
その傷が生活習慣やストレスなどの増悪因子によって悪化していくと、痛みや赤みなどの違和感をともないます。
アフタ性口内炎
口内炎の中で最も多いのがアフタ性口内炎です。
白っぽいくぼみのある潰瘍ができ、周りが赤くなり、痛みを伴います。
これは原因が不明で、生活習慣によるもの、ストレスや栄養不足ビタミンB2の欠乏によって起こると考えられています。
また女性は、ホルモンバランスの乱れなどによってもできることがあります。
全身性の病気の結果として体力を消耗してできるケースもあります。
カタル性口内炎
物理的刺激によってできる口内炎です。
アフタ性口内炎と違い、赤く腫れたり、水泡ができたり、表面が白く濁ったような状態になることもあります。
刺激で傷ができ、粘膜や舌などに細菌が繁殖することがカタル性口内炎のおもな原因といわれています。
歯周病や虫歯なども原因になります。
ウイルス性口内炎
●ヘルペスウィルスによるもの
ヘルペスウイルスが原因の口内炎です。
日本人の多くが小児期に感染しているといわれています。
一度ヘルペスウイルスに感染すると、体力や抵抗力が低下した時などに繰り返し発症します。
他の口内炎と違い、ヘルペス性口内炎は非常に感染力が強く、家族や他人にうつしてしまう可能性の高い口内炎です。
そのためタオルの共有などに注意し人にうつさないようにする必要があります。
口内炎の予防法と対処法
予防法
●ビタミンを摂る
口内炎の予防も、基本的に治療や対策と変わりがありません。
ビタミンB1、B2、B6など、口内炎の治療に効果的といわれる栄養素を含む食べ物を意識的に取りましょう。
その時だけの治療として1日、2日だけおこなうのではなく、普段の生活から意識的に取り入れることで口内炎の予防になります。
また普段から口腔内の乾燥を防ぐことも大切なため、ビタミンAやビタミンB12など、ドライマウスに効果のあるビタミンもバランスよく摂取することが大切です。
もちろんビタミンだけでなく、亜鉛や鉄などのミネラル分もバランスよく取ることが、口内炎の予防につながります。
●免疫力を上げる
アフタ性口内炎やヘルペス性口内炎が発症しやすい方は、普段から免疫力を上げておくことが大切です。
免疫力が上がる食事をし、ストレスをためないように心がけ、無理をせず休養しましょう。
全体の免疫力が上がっていると、口内炎は発症しづらくなります。
どんな病気の予防にも、基本的なバランスの良い食事を摂る、ストレスをためない、無理をせず休養するという免疫力を上げやすい生活習慣が有効です。
●胃腸の負担に気を付ける
刺激の強い食べ物や、油っこい食べ物などを摂りすぎると胃腸に負担がかかることで、身体全体の免疫が落ちるといわれています。
その結果口内炎ができやすくなるため、刺激の強い食べ物は避け、消化によい食べ物をよくかんで食べるようにしましょう。
またストレスによって胃を痛めて口内炎ができるという方もいます。
このように消化管の入り口である口腔は、胃腸とつながっています。
消化管の健康状態のバロメーターと考え、 消化に良い食事を摂ることで口内炎の治癒を目指しましょう。
対処法
●休養を取る
疲れやストレスなどによって口内炎が発症、悪化することは、実感としてお持ちの方も多いのではないでしょうか。
まず体調を整えるために充分な休養をとるようにしましょう。
アフタ性口内炎であっても、ヘルペス性口内炎であっても、体の免疫力をきっちりと回復させれば改善が見込めます。
睡眠の質を高めるためにも、朝は早く起き、夜は早く眠り無理のない規則正しい生活を送りましょう。
特にアフタ性口内炎やヘルペス性口内炎を何度も繰り返す方は、意識して休養を心がける必要があります。
●それぞれの原因と発症箇所に合った薬を使う
口内炎にはさまざまなタイプがあるため、自己判断ですぐに市販薬を使用するより、まずは医療機関を受診するのが良いでしょう。
その上でどのようなタイプの口内炎なのか知り、それに合わせて処方薬を処方してもらうことが安全です。
ヘルペスであればアシクロビルの塗り薬、アフタ性口内炎であればステロイド剤の薬などを使用し、ひどくなる前に症状に対処する方もいらっしゃいます。
自分の状態をきちんと把握できているようであれば、市販薬で早めの治療をおこなっても良いでしょう。
ただステロイド剤入りの軟膏ついては、使い方に注意が必要な場合がありますので気を付けて使いましょう。
またビタミン剤などについては、サプリメントの範囲内であるものも多く、 薬局で購入し飲むことができます。
ビタミン剤は処方薬としても皮膚科、内科などで出ていることはありますが、もし普段からお飲みのサプリメントがあれば、それで対処しても問題はないでしょう。
またお口の中を潤すトローチ剤などについても、痛みを和らげるために市販薬を使用していただいても問題ありません。
最初にきちんと診断を受けていれば、場合によっては市販薬を使用しても問題がないといえます。
当院ではうがい薬や軟膏を処方しており、ビタミン剤やトローチなどの相談も可能ですので、お悩みの方はお気軽にご来院ください。
また、アシクロビルに関しては耳鼻科に対診という形で対応しています。
●薬を使用しても治らない場合
口腔内の汚れが原因で免疫が下がり治りが遅くなってしまっている可能性があるため、当院ではクリーニングをおこなっております。
また、栄養指導や歯ブラシ指導もおこなっているため、薬での効果が薄い方はご相談ください。
●それでも治らない時は再度、歯医者を受診しましょう
さまざまな治療をおこなってもなかなか口内炎が治らない時は、口腔癌などの病気が隠れていることも考えられます。
上皮が白っぽくなる白板症や、赤っぽくなる紅板症などは前癌病変といわれ、癌となる危険性が増大している状態となります。
これらは歯医者でないと口内炎と区別がつきにくいこともありますので、早めに医療機関を受診するのが良いでしょう。
よくある質問
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口内炎はうつりますか?
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ヘルペス性口内炎はウイルス性のためうつりますが、それ以外の口内炎は咬傷が原因のことが多いため、基本的にはうつりません。
しかしどのような原因で起こっているか分かりにくいケースもあるため、自己判断せずに歯医者を受診しましょう。
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口内炎はどれくらいで治りますか?
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基本的に1~2週間で治癒します。
それ以上長くかかる場合はその他の病気が隠れていることもあります。
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痛みがない口内炎はありますか?
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一般的に潰瘍を形成したり、傷に細菌が感染するタイプの口内炎には痛みがあります。
著者 Writer
- 小堀 瑛一
- 皆さまへ一言:皆さまが健康を手に入れ、『うららか』な気持ちと笑顔でお帰りいただけるよう、精一杯頑張ります。
ぜひ、買い物途中や車で通りかかった際にお気軽にお立ち寄りください。
経歴
平成19年
立教大学法学部法律学科卒業
平成24年
日本歯科大学新潟生命歯学部卒業
平成25年
日本歯科大学附属病院研修医終了
平成25年
日本歯科大学附属病院総合診療科勤務
(歯周治療チーム・顎関節症診療センター併任)
その他、東京埼玉千葉などの複数の歯科医院に勤務
平成30年
うららか歯科 院長
学会口演発表
「歯周病患者に対する簡易HbA1c検査の有効性について」
(日本歯科保存学会2016)
「歯周病患者に対する簡易HbA1c検査の実施による糖尿病予備軍の早期発見と歯周病治療における有用性の検討」
(日本歯周病学会2016)
「歯周病患者における糖尿病早期発見への展望」
(日本歯科人間ドック学会2016)
資格
日本歯周病学会認定医
日本糖尿病協会登録歯科医
厚生労働省臨床研修研修指導歯科医
日本歯科医師会産業歯科医
日本歯科大学歯髄細胞バンク認定医
所属学会
日本歯周病学会
日本歯科保存学会
日本口腔顔面痛学会所属
歯科医師会所属
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
入間郡市歯科医師会
三芳町歯科医師会
その他
埼玉県日本歯科大学校友会所属
口腔がん撲滅委員会友の会所属
三芳町立唐沢小学校学校歯科医
三芳町介護認定審査委員会委員
うららか歯科の専門治療
Specialized treatment
うららか歯科が
おこなっていること
What the clinic is doing
一般歯科
お口の中には多数の細菌が住んでいて、その中の虫歯菌が糖分を栄養として増殖しプラークを作ります。
歯磨きを怠ってしまうとプラークが口の中に長時間とどまり、また間食が多くなると常に脱灰状態となり、唾液による再石灰化が追い付かなくなって、ゆっくりと虫歯へと進行していきます。
小児歯科
乳歯だからと言って虫歯になっても問題ないと考えることは大変危険なことです。
乳歯には丈夫な永久歯の生えるための準備する役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。
また、乳歯の虫歯がある状態で永久歯が生えてくると、永久歯が虫歯になってしまうリスクは高まります。
口腔外科
口腔外科は、親知らずの抜歯やケガ、口内炎や舌の口腔粘膜の異常などをあつかう診療科目です。
手術が必要になるケースが多いため、不安になる方もいらっしゃいますが、治療中の痛みはほとんどありません。
痛くない治療を受けたい方は、ぜひ当院までご相談ください。
審美歯科
歯の美しさに重点を置いた総合的な歯科治療のことです。
単に歯を綺麗にするだけでなく、長期にわたって機能させることも目指して治療をおこないます。
アンチエイジング効果のある美しい口元で、自然で明るい笑顔になれるような歯を目指していきます。
矯正歯科
矯正歯科は、歯並びの見た目や噛み合わせを治して、審美性と機能性を高める治療です。
当院ではプレオルソを使用した小児矯正に力を入れており、このページではプレオルソの特徴について詳しく記載しております。
お子さんの歯並びが気になる方はぜひ当院にご相談ください。
予防歯科
予防歯科とは、虫歯や歯周病のリスクを下げて健康なお口を維持するための診療科目です。
質の高いセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両方をおこなうことで、虫歯や歯周病のリスクをおさえることができます。
歯を予防して全身の健康を守りましょう。
保険/
自費治療
歯科治療には保険が適用されるものとそうでないものがあります。
保険治療もできるだけ完成度の高い治療を目指しており、歯を大切にしたい患者様に寄り添ったやり方を心がけておりますが、自費で治療できる範囲も設けております。
保証制度などもございますので、詳しくはこのページをご覧ください。
定期検診
がん検診
マタニティ歯科(妊婦歯科検診・治療)
小児歯科検診
うららか歯科が
おこなっている検診
examination
定期検診
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がん検診
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マタニティ歯科(妊婦歯科検診・治療)
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小児歯科検診
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当院のご紹介
ABOUT US
うららか歯科
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〒354-0041
埼玉県入間郡三芳町藤久保337-9
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