予防歯科で歯だけでなく全身の健康を守りましょう
予防歯科とは、虫歯や歯周病のリスクを下げて健康なお口を維持することを目的としたものです。
虫歯による痛みや歯周病による歯のグラつきなどを回避することができます。
お口のなかには原因菌が存在しますが、数をゼロにすることは残念ながらできません。
そのため、磨き残しを減らしたり、菌の栄養となる糖の摂取量を減らしたりなどの工夫が必要です。
●セルフケアとプロフェッショナルケアの両方が必要
質の高いセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両方をおこなうことで、虫歯や歯周病のリスクをおさえることができます。
歯医者でおこなうプロフェッショナルケアでは、フッ素塗布やクリーニング、ブラッシング指導など歯を守るための処置や指導をおこないます。
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目次
当院の予防・メンテナンスの考え方
当院では「歯を守る」をコンセプトに、予防やメンテナンスをご提供しております。
メンテナンスには「健康な歯を守ることができる」「早期発見・早期治療につながる」「治療期間や費用をおさえることができる」「治療の痛みをおさえることができる」といったメリットがあり、そのなかでも歯を守ることができる点は、予防歯科がなくてはならない1番の理由です。
虫歯や歯周病で歯を失った後に後悔する方は、残念ながら少なくありません。
歯を1本でも多く残せるよう全力でサポートさせていただきます。
こんなお悩みありませんか?
- 虫歯になったことを後悔している
- 歯を失ったことを後悔している
- 自分の歯を虫歯や歯周病で失いたくない
- できるだけ痛くない治療を受けたい
- 歯磨きに自信がない
- 口臭を予防したい
予防・メンテナンスの必要性
予防歯科とは、虫歯や歯周病のリスクを下げて健康なお口を維持するための診療内容です。
フッ素塗布やクリーニング、ブラッシング指導など歯を守るための処置や指導をおこないます。
●乳歯に予防が必要不可欠な理由
乳歯は歯質がやわらかく、内部の組織同士の幅が永久歯にくらべて短いため、虫歯の進行が早い傾向にあります。
生え変わりの時期は歯の高さがバラバラになり、磨き残しが増えやすくなることから、さらに注意が必要です。
予防を意識してフッ素塗布やクリーニングを受けるようにしましょう。
●永久歯は虫歯だけでなく歯周病にも注意
30代以上になると歯周病と診断される割合が一気に増えはじめます。
理由は、仕事が中心で定期検診を後回しにしてしまったり、加齢とともに唾液の分泌量が減り、汚れが付着しやすくなるなどさまざまです。
当院では歯周病の予防や、歯周病の治療を終えた患者さんに対して積極的にメンテナンスをおこなっております。
歯周病は、無事治療を終えても、お口のなかの菌がゼロになるわけではありません。
磨き残しがある限り再発する可能性はあります。
歯周病の悪化や再発を防ぐには、定期的なクリーニングで原因となる歯垢や歯石を専用の機器を使って除去し、予防をすることが必要です。
●80歳になっても20本以上の歯がある状態を目指す「8020運動」
8020運動とは、厚生労働省が定めた「80歳までに20本の歯を残そう」という運動です。
食事をする際に問題なく噛める最低限の本数が20本と言われており、しっかり噛めればそのぶん脳の活性化にもつながります。
80歳までに20本の歯を残すためにも、定期検診は忘れずに受けるようにしましょう。
予防歯科のメリット
虫歯の早期発見
虫歯は、すぐに表面に穴があくわけではありません。
はじめに脱灰状態になりますが、その時点でフッ素塗布やお手入れ方法の改善ができれば、歯を削ることなく治せる可能性があります。
次の段階まで進行すると、エナメル質を削って治療をする必要がありますが、その奥にある象牙質まで進んでいなければ自覚症状はほとんどありません。
定期検診でみつかった場合は、白い詰め物であるレジンによる充填をして治します。
基本的に麻酔は必要なく、治療は1回で済むため、患者さんの負担は少ないといえるでしょう。
それ以上虫歯が進行した場合は、麻酔が必要になり、型取りをしてインレーと呼ばれる銀色の詰め物などをしたり、虫歯が神経の近くまで進行してしまっていたら神経を取る根管治療をおこなわなくてはいけません。
歯周病を未然に防ぐ
歯周病は、歯の根元の磨き残しが原因で発生する病気です。
磨き残しをなくすことは大切ですが、完全になくすことはプロであっても難しく、機械的な清掃は必要不可欠です。
定期的にクリーニングを受ける習慣があれば、歯周病を未然に防ぐことも難しくはありません。
●歯周病はある程度進行しても痛みを感じにくい
歯周病は強い痛みがでにくいため、発見がおくれる可能性が高い病気です。
「ただの歯ぐきの腫れ」と思っていた状態が、検査をしてみると歯を支える歯槽骨が大幅に溶かされていたというケースは、残念ながら少なくありません。
重症化すると、歯がグラついて食事がまともに取れなくなるほか、独特な口臭をはなつようになるため、周囲からの印象も悪くなる場合があります。
定期的に歯ぐきの深さや歯槽骨の状態を調べ、クリーニングで歯ブラシでは落とせない歯石を除去することが大切です。
健康な歯の維持
衛生的な環境を作ることができれば、歯を健康的に維持することは可能です。
自分の歯を何十年もトラブルなく使い続けるには、予防が欠かせません。
歯垢や歯石などの除去はもちろんですが、定期検診は歯ぎしりや食いしばりへの対処や、顎関節症の早期治療にも役立ちます。
歯ぎしりは健康な歯であってもヒビが入る可能性があるため、自覚のある方は早めに専用のマウスピースを作るようにしましょう。
顎関節症予防にもつながります。
●歯が健康であっても歯周病になる可能性はある
いくら虫歯になりにくい歯をもっていても、歯周病になる可能性はあります。
自己判断はせずに歯医者のメンテナンスを受けて、健康な状態を維持することが大切です。
健康寿命が延びる
お口の状態が悪ければ、いくら栄養のある食事をしても、その先にある胃や腸での吸収が悪くなったり、お口のなかの菌が食べ物と一緒に肺に入ることでおこる誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。
健康な状態で長生きするには、お口のなかを衛生的に保つことが欠かせません。
定期的にメンテンナスを受けていれば、噛みにくくなって胃や腸の負担を増やしたり、誤嚥性肺炎になって辛い思いをするリスクを減らすことができます。
お口のトラブルを予防して、健康寿命を延ばしましょう。
全身の病気を予防
虫歯や歯周病はお口のなかだけの問題と思われがちですが、実際は違います。
悪化すれば全身の病気を引き起こす原因にもなるため、気をつけなくてはいけません。
とくに歯周病は、菌が出す毒素によって、脳卒中や心疾患、糖尿病など全身疾患をひきおこす可能性が高いことが分かっています。
また、炎症物質がでることで陣痛が促され早産や低体重児出産がひきおこされるケースも少なくありません。
妊娠中はホルモンのバランスの変化によって歯ぐきが腫れやすくなっており、さらにつわりの影響でお手入れがしにくくなっています。
定期検診で歯周病を防止し、普段落としきれない汚れを落とすようにしましょう。
お口トラブルを防ぐことが、全身の健康につながります。
予防のために当院でおこなう5つのこと
歯周病・虫歯のチェック、検査
予防効果を高めるためには、定期的なメンテナンスにより、今のお口の現状を確認する事が大切になります。
視診にて虫歯の状態の確認、歯周病の検査により歯周病の状態を定期的に見ていきます。
また、2年に1回はお口全体のレントゲン写真を撮って、歯を支える歯槽骨や顎関節の状態をチェックします。
お口トラブルは早期発見・早期治療ができると治療の痛みも少なくなるため、痛みに弱い方や歯科治療が苦手な方にはとくにおすすめです。
ブラッシング指導
ブラッシング指導では、定期的に患者さん一人ひとりにあわせた毛先の当て方や補助用具の使い方を分かりやすくご説明しています。
歯を磨いても磨き残しがあるという方は、磨き癖があるかもしれません。
磨き癖は自分では気づきにくいため、ブラッシング指導を受けて正しい磨き方に改善することが大切です。
当院では、お口にあった歯ブラシや歯磨き粉の紹介もしております。
どんな商品を選んでいいのか分からない方は、お気軽にご相談ください。
歯のクリーニング
歯に着いたプラーク、歯石をキュレットと呼ばれるスケーラーや超音波の機器で除去していきます。
その後歯面研磨(ポリッシング)をおこない、歯の表面をツルツルにして汚れがつきにくいようにしていきます。
フッ素塗布
フッ素は、虫歯になりかけの部位の再石灰化(自然修復)を促し、歯を強くするものです。
小児の虫歯予防としておこなわれることが多いですが、成人の方でも虫歯のリスクが高い方に対しては積極的におこなっています。
1回ではなく、続けることで徐々に効果が発揮されるため、定期検診のタイミングで塗布をするのが効果的です。
ご家族全員でフッ素塗布をして予防をおこなうのもおすすめです。
歯のクリーニング(エアフロー)
エアフローは、専用のパウダーをジェット水流で歯に吹き付ける自費治療でおこなう歯のクリーニングです。
保険適用である通常のクリーニングと一緒におこなうことで、「タバコのヤニ」「コーヒーによるステイン汚れ」などをきれいに落とすことができます。
ステインは、歯の表面に汚れを着きやすくしてしまうため、見た目をきれいにするだけでなく着色を予防することもできます。
さらに、虫歯や歯周病の原因となる歯にこびりついた細菌の塊「バイオフィルム」も痛みが少なく短時間で除去することもできますので、予防にも効果的です。
お口の中にインプラントが入っている方は、保険診療の通常の超音波の機器ではインプラント体を傷つけてしまう可能性があるため、エアフローを用いることでインプラント体を長持ちさせつつ周囲を清掃し炎症を予防することができます。
過去に他院でインプラント治療をおこなった方はぜひともご相談ください。
矯正治療でブラケットを装着している方は、ブラケット周囲は完全に汚れをとることが難しく虫歯のリスクが高くなります。
矯正治療中は虫歯の治療が難しく、虫歯になってしまうと器具をすべて外して治療をする必要があり矯正治療がストップしてしまいます。
エアフローではブラケット周囲の清掃も可能ですので、矯正治療中の患者さんにはおすすめの治療になります。
自分でできるセルフケア
プロのメンテナンスに加えて、毎日のセルフケアでしっかりお口のトラブルを予防することが、歯や全身を健康な状態で維持できるポイントです。
毎日続けることに意味があるので、1回で終わらないように気をつけましょう。
以下の点を意識して、質の高いお手入れをおこなってください。
1本1本の形を意識して磨く
歯は部位によって表面から側面につながるカーブの形や溝の深さが違います。
一気に磨くのではなく、1本1本毛先が歯の形にそって当たっているかを意識して磨くことで磨き残しを大幅に減らすことが可能です。
歯ブラシはヘッドが小さめのタイプの方が小回りがきいて、奥歯までしっかり磨くことができます。
毛先の硬さは、手が問題なく使えるのであれば「ふつう」をお選びください。
硬めを選ぶと必要以上に力がくわわり、歯や歯ぐきが擦り減ってしまう恐れがあります。
ご自身で選べない場合は、お気軽に当院にご相談ください。
フロスや歯間ブラシを使う
歯ブラシだけのお手入れでは、どんなに丁寧におこなっても全体の6割程度しか汚れを落とすことができません。
汚れの除去率をあげるためには、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなど補助用具が必要です。
フロスを使ったことがない方は、まずは取っ手がついたタイプのもので糸を通す感覚に慣れてください。
糸だけのタイプの方が奥歯は通しやすいため、いずれ切り替えて使用できるようブラッシング指導で使い方を確認しておくことをおすすめします。
歯間ブラシはすき間にあったサイズを使わなければ歯ぐきを痛める可能性があり、注意が必要です。
サイズが分からない方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
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フッ素塗布はかならずしなければいけませんか?
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強制はしておりませんが、虫歯予防に効果的ですので、できるだけお受けになることをおすすめします。
また、味が苦手な方は、無味のタイプもご用意しております。
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スケーリング中の機械音が苦手です。無くすことはできませんか?
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音が小さいタイプを選んでいますが、残念ながら完全になくすことはできません。
どうしても嫌という方は、手用の器具で歯石を除去しますのでお申しつけください。
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歯周病検査は痛いですか?
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歯周ポケットの深さを測るときに、少しチクチクする痛みがありますが、健康な方であればそこまで強くは感じません。
歯ぐきの炎症が強い方は、痛みも強く感じる傾向にあります。
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虫歯や歯周病を予防したら口臭も予防できますか?
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虫歯や歯周病は口臭の原因となりやすいため、予防をすることで口臭をおさえることができます。
ただし、起床時や緊張時にでる口臭は、生理的なものなので歯科治療では治すことができません。
お口のなかを潤すと弱まりますのでお試しください。
また、舌ブラシの使用が効果的です。
使用方法などご説明しますのでおたずねください。
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定期検診はどのくらいのペースで通うのがいいですか?
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お口のなかの状態によります。
普段からお手入れをしっかりできていて、虫歯や歯周病などの問題が見られない方は3ヶ月に1回、歯石や着色の付着が目立つ方や歯ぐきが腫れやすい方は1~2ヶ月に1回の検診をおすすめしております。
お仕事などの都合で難しい場合もありますので、患者さんごとに合った最適な間隔を決めていきましょう。
著者 Writer
- 小堀 瑛一
- 皆さまへ一言:皆さまが健康を手に入れ、『うららか』な気持ちと笑顔でお帰りいただけるよう、精一杯頑張ります。
ぜひ、買い物途中や車で通りかかった際にお気軽にお立ち寄りください。
経歴
平成19年
立教大学法学部法律学科卒業
平成24年
日本歯科大学新潟生命歯学部卒業
平成25年
日本歯科大学附属病院研修医終了
平成25年
日本歯科大学附属病院総合診療科勤務
(歯周治療チーム・顎関節症診療センター併任)
その他、東京埼玉千葉などの複数の歯科医院に勤務
平成30年
うららか歯科 院長
学会口演発表
「歯周病患者に対する簡易HbA1c検査の有効性について」
(日本歯科保存学会2016)
「歯周病患者に対する簡易HbA1c検査の実施による糖尿病予備軍の早期発見と歯周病治療における有用性の検討」
(日本歯周病学会2016)
「歯周病患者における糖尿病早期発見への展望」
(日本歯科人間ドック学会2016)
資格
日本歯周病学会認定医
日本糖尿病協会登録歯科医
厚生労働省臨床研修研修指導歯科医
日本歯科医師会産業歯科医
日本歯科大学歯髄細胞バンク認定医
所属学会
日本歯周病学会
日本歯科保存学会
日本口腔顔面痛学会所属
歯科医師会所属
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
入間郡市歯科医師会
三芳町歯科医師会
その他
埼玉県日本歯科大学校友会所属
口腔がん撲滅委員会友の会所属
三芳町立唐沢小学校学校歯科医
三芳町介護認定審査委員会委員
うららか歯科の専門治療
Specialized treatment
うららか歯科が
おこなっていること
What the clinic is doing
一般歯科
お口の中には多数の細菌が住んでいて、その中の虫歯菌が糖分を栄養として増殖しプラークを作ります。
歯磨きを怠ってしまうとプラークが口の中に長時間とどまり、また間食が多くなると常に脱灰状態となり、唾液による再石灰化が追い付かなくなって、ゆっくりと虫歯へと進行していきます。
小児歯科
乳歯だからと言って虫歯になっても問題ないと考えることは大変危険なことです。
乳歯には丈夫な永久歯の生えるための準備する役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。
また、乳歯の虫歯がある状態で永久歯が生えてくると、永久歯が虫歯になってしまうリスクは高まります。
口腔外科
口腔外科は、親知らずの抜歯やケガ、口内炎や舌の口腔粘膜の異常などをあつかう診療科目です。
手術が必要になるケースが多いため、不安になる方もいらっしゃいますが、治療中の痛みはほとんどありません。
痛くない治療を受けたい方は、ぜひ当院までご相談ください。
審美歯科
歯の美しさに重点を置いた総合的な歯科治療のことです。
単に歯を綺麗にするだけでなく、長期にわたって機能させることも目指して治療をおこないます。
アンチエイジング効果のある美しい口元で、自然で明るい笑顔になれるような歯を目指していきます。
矯正歯科
矯正歯科は、歯並びの見た目や噛み合わせを治して、審美性と機能性を高める治療です。
当院ではプレオルソを使用した小児矯正に力を入れており、このページではプレオルソの特徴について詳しく記載しております。
お子さんの歯並びが気になる方はぜひ当院にご相談ください。
予防歯科
予防歯科とは、虫歯や歯周病のリスクを下げて健康なお口を維持するための診療科目です。
質の高いセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両方をおこなうことで、虫歯や歯周病のリスクをおさえることができます。
歯を予防して全身の健康を守りましょう。
保険/
自費治療
歯科治療には保険が適用されるものとそうでないものがあります。
保険治療もできるだけ完成度の高い治療を目指しており、歯を大切にしたい患者様に寄り添ったやり方を心がけておりますが、自費で治療できる範囲も設けております。
保証制度などもございますので、詳しくはこのページをご覧ください。
定期検診
がん検診
マタニティ歯科(妊婦歯科検診・治療)
小児歯科検診
うららか歯科が
おこなっている検診
examination
定期検診
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がん検診
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マタニティ歯科(妊婦歯科検診・治療)
詳しく見る
小児歯科検診
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当院のご紹介
ABOUT US
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〒354-0041
埼玉県入間郡三芳町藤久保337-9
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