虫歯の進行における治療方法
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01初期虫歯
歯の表面にあるエナメル質が虫歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。この時点ではまだ痛みはほとんどありません。
当院では、お口の中の状態にもよりますが、基本的には再石灰化を期待して、歯を削らずに歯磨きの練習とフッ素を塗布しながら定期的に経過をみていきます。
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C2歯の内部まで進行した虫歯
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進むと虫歯の部分が黒く見えたり、穴が開いたりします。何もしていなくても痛くなることもありますし、冷たいものや熱いものを食べた時に歯がしみたり、痛んだりすることもあります。
虫歯を除去した後に、レジンと呼ばれるプラスチックを詰めたり、型どりをして金属の詰め物をいれたりします。
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C3神経まで達した虫歯
象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄があります。虫歯が歯髄まで達すると、強い痛みを伴います。
感染した神経を除去する治療を行い、その後歯にクラウン(冠)をかぶせる治療をしていきます。
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C4歯の根っこのみになった虫歯
歯の頭の部分が虫歯によってなくなってしまった状態の歯です(残根)。歯の神経は死んでいるため、痛みがないことが多いです。残った根っこの先、つまり顎の骨の中に膿の袋ができて腫れてくることがあります。
こうした状態まで進んでしまうと、残念ながら抜歯する治療となっていきます。